ダイナミックキャリブレーションが成立しない<OptiTrack><Motive>
ダイナミックキャリブレーションが成立しない要因は、大きく次の2つが考えられます。
- キャリブレーションワンドの3点以外の反射がある
- カメラの画角が同時にマーカーを認識できる位置関係にない
1. キャリブレーションワンドの3点以外の反射がある
キャリブレーションを始める前に、ワンドを隠し、マスク([Mask Visible]をクリック)します。[Start Wanding]でキャリブレーションを開始したら、ワンドの3点以外が反射していないか、Camera Previewを見ながら確認します。ワンドの3点以外の場所で反射が見られる場合、次のいずれかが該当する可能性が高いです。
- 反射材のついた服や靴を着た人がカメラから見える場所にいる
→反射材をテープで覆うか、その人にカメラから見えない場所へ退避してもらう - ワンドを振る人の時計や服が反射している
→Exposureの数値を小さくし、ワンドについた反射マーカーだけが光るように調整する - ≪屋外の反射の強い環境の場合≫木の葉や芝生、水面等で乱反射が起こり、マスクしきれない
→全体の映像が明るいため、DevicesのProperties PaneでGainを上げる(1が最も低く、8が最も高い)
2. カメラの画角が同時にマーカーを認識できる位置関係にない
キャリブレーションは、ワンドの3点を2台以上のカメラで同時に認識できて初めて成立します。カメラ1台にワンドを向けても成立しません。特に少ない台数での計測の際、計測したいマーカーの動きを2台以上で見えるか考えながら配置します。正しく配置できたら、その空間やマーカーの位置を意識しながら、ワンドを振ります。