計測したいマーカーがカメラに認識されていないようです<OptiTrack><Motive>
マーカーが2次元で認識されない要因は、次の2つが考えられます。
- 露光時間が適切でない
- マーカーとして認識させるパラメータの設定が厳しい
Camera Previewの二値化モードの映像を確認しながら、それぞれご確認ください。
1. 露光時間が適切でない
マーカーの反射が白く現れているか確認してください。マーカーが白く反射していない場合、露光時間(Exposure)が短すぎる可能性が高いです。Exposureの値を大きくして、下図のようにマーカーの反射が白く表示されるよう調整してください。
2. マーカーとして認識させるパラメータの設定が厳しい
をクリックし、Marker CircularityやMarker Sizeにチェックを入れます。
マーカーとして認識したいフィルターがかかっていると下図のように数値が赤く表示されます。
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これらのフィルターを緩めて、マーカーとして認識させる設定にします。
をクリックし、Application Settings Paneを表示します。[Cameras]タブの[Filers]の設定を確認します。
Filer Type:
マーカーの特定をサイズや真円度で調整する([Size & Roundness])か否か([None])選択できます。マーカー以外の反射を排除するために[Size & Roundness]が有効的です。[Size & Roundness]を選択すると、下記の設定が可能となります。
≪Sizeの調整≫
Min Threshold Pixels:
マーカーとして認識する最小のマーカーサイズ(単位:ピクセル)です。この値が大き過ぎると、マーカーとカメラの距離が遠くなった際にマーカーとして認識しないフィルターがかかります。
Max Threshold Pixels:
マーカーとして認識する最大のマーカーサイズ(単位:ピクセル)です。この値が小さ過ぎると、マーカーとカメラの距離が近くなった際にマーカーとして認識しないフィルターがかかります。
≪Circularityの調整≫
Circularity:
マーカーの真円度(1が最も真円)です。真円度の低いマーカーは重心の計算がずれるため、排除した方が良いですが、高過ぎるとマーカーとして認識しないフィルターがかかります。デフォルトは0.6、推奨は0.8(Micronマーカー使用時)です。